IT業界は、勉強熱心な人が非常に多く、情報処理技術者試験(国家試験)に合格している人は、数多くいます。
そのほかにも、民間資格を持っている人が多いでしょう。
そのため「資格があるから即有利」という世界でないかもしれません。

しかし「資格を持っている人と、持っていない人」が転職の面接に来た場合には、持っている人のほうが有利になります。

情報処理技術者試験や民間資格の中でも、情報セキュリティに関する資格などは、今後も重要視されていくでしょう。
また、Web系や携帯電話やスマートフォンの分野では、技術者が不足しています。
このような世界で使える資格を取っていれば、有利になるかもしれません。
具体的には、「Javaプログラミング能力認定試験」「C言語プログラミング能力認定試験」などを持っていると、一定の能力があることを証明できます。

さらにネットワークエンジニアの登竜門的な資格である「CCNA」も取得しておくと転職の際の武器となるでしょう。

また、プログラムを納品する先の企業が、どのようなところかによって、その専門知識が必要となることもあります。
一般企業の総務部などで使うシステムを開発するには、人事、簿記などの知識がなければ、良いプログラムを開発することができません。

医療機関に納品するオーダリングシステムや電子カルテを開発するなら、医療関係の知識、病院の業務に関する知識などが必要でしょう。

資格を取る(資格者証などを手に入れる)ためには、勉強をしなければなりません。 この「勉強する」という部分に大いに意味があるとも言えます。
結果的には、業務がスムーズに進められることにもなります。 積極的に資格取得に取り組んでいくといいでしょう。