プログラマの転職事情の記事一覧

プログラマ35歳定年説とは

ITの世界では、技術の進歩が非常に早いため「若くてバイタリティのある人のほうが、年齢を重ねたプログラマより優遇される」「35歳を超えると、体力・気力共に落ちて来るので、プログラマとして働くことが難しくなる」という説がありました。
これを「プログラマ35歳定年説」と呼びます。
ただ、現在ではこの説には否定的な見方が強くなっています。

確かに「指示された通りに、プログラムを組む」というだけの作業ならば、25歳の人が行っても、40歳の人が行っても、結果は同じかもしれません。
40歳になると、体力が衰えますし、視力なども落ちてくるかもしれませんので、むしろスピードそのものは遅くなる可能性すらあります。
ただ、何かトラブルが起こった時に、素早く対処できるのは、新人よりも経験を積んだ人である場合が多いのです。
また、年齢を重ねれば重ねるほど、気力・体力が充実してくる人もいるので、決して「若者のほうが新技術に精通している」とばかりは言えません。

ただ、企業にとっては「同じ作業をさせるならば、給料の低い若者に担当させ、熟練のプログラマにはSEとしてシステム全体の管理を行ってほしい」「これまでに培った人脈などを活かして、営業を担当してほしい」といった、異動を促されるということはあります。

これは、決してプログラマとしての能力を否定されたわけではありません。
しかし「マネジメントや営業などが、どうしても苦手」という人がいるのは事実です。
その時に「合わないなりにも、この会社が好きだから頑張ろう」という人、「どうしても営業などが苦手」として転職をする人、などに道は分かれていきます。

2013年01月03日(木)|プログラマの転職事情

プログラマに転職できる年齢上限は?

プログラマやSEなどの転職、つまりIT業界での転職に限らず、おおむね35歳を過ぎると、転職をしようとしても、受け入れてくれる働き口がないということが多いです。
しかし、IT業界では「即戦力となってくれる人を、常に欲してる」という事情があります。
プログラマとしての経験がすでにある人なら、新しい職場でも「ある程度の進め方を伝えさえすれば、既に持っている能力や技術で、新しい仕事を進めてくれる」という期待がされます。
これは新卒の社会人に対してはないものでしょう。

ただし、プログラマの仕事が未経験の場合には「同じ未経験の人ならば、若い人を採用する」という企業が多いです。
年齢が高くなると、退職するまでの期間が短くなりますので、同じくゼロから育てるならば、若くて長く働いてくれる人を育てるほうがいい、と考えるのが多くの企業です。

現在の職場で、マネジメント能力、リーダーシップを発揮しているプログラマの方なら、ヘッドハンティングされるということが多々あります。
特に、若い人ばかりで立ち上げたベンチャー企業などでは、マネジメント能力の低い人が、頼りがいのある人を雇い入れたいと考えるケースもあるのです。

そして、田舎へUターン、Iターンを考えている場合には、プログラマであることは有利に働きます。
というのは、インターネットの発達などにより、在宅就業、サテライトオフィスでの就業などが可能になっているからです。
そのような場合には、多少年齢が高くても、転職先が見つかることが多いです。

2013年01月01日(火)|プログラマの転職事情

プログラマの能力格差問題とは?

プログラマの能力格差問題という言葉には、実は様々な意味合いが含まれているので、一言で「これが問題」と表すことができません。
もちろん、一番の問題は「プログラマごとに、プログラミング能力が異なる」ということなのですが、それ以外にも様々な「能力格差」の問題が含まれます。

まず人によってプログラミング能力が違うことが、どういう問題につながるかというと「能率よく仕事を仕上げる人ほど、残業をしない。結果的に残業代がもらえないため、仕事の速い人ほど収入が少なくなる」というケースがあります。
これでは、能率よく仕事を仕上げられる人のモチベーションが維持できなくなります。

また、プログラマを使う企業が、契約を結ぶ際に納品までの期間や費用を計算するにあたって「人月計算」が行われます。
この計算方法は「複数のプログラマの能力が同等である」という前提で計算がされます。
しかし、入社したばかりのプログラマと、何年もプログラミング作業に従事しているプログラマでは、仕事のスピードが大きく異なるものです。
これをひとくくりにして計算をすると、予定通りに仕事が進まず、新人の作業をフォローするために、熟練の作業者に負担がかかってしまうということも、考えられます。

年齢を兼ねるにつれ、プログラマにもマネジメント業務が増えていきます。
その時には、コミュニケーション能力やリーダーシップを求められます。
これらの能力が高い人ほど、より良い環境からヘッドハンティングなどがあって、転職していくというケースもあります。

2012年12月31日(月)|プログラマの転職事情

プログラマの転職率が高い理由

プログラマの求人情報が数多く出されている現状を見ると「それだけ転職する人が多いの?」と考えたくなりますね。
このことの理由の一つは「転職する人が多い前提で、はじめから数多くの新卒者を採用しておく」という企業が存在するからです。

「プログラマになりたい!」という人は増えているのですが、プログラマ業界だけに限らず「思っていたのと違う」といった理由で、数か月~1年以内に転職を希望する新卒者は増えているのです。

もう一つの理由は「技術のある人は、より規模の大きい企業から引き抜きが来やすい」という、プログラマやSEに独特の事情があります。

プログラマやSEにも、年齢を重ねればマネジメント能力などが求められます。
しかし、ブログラマ志望者の中には「プログラミングばかりをやっていたい」「マネジメントなどは、あまりやりたくない」と考える人もいます。
結果的にマネジメント能力が高い人は、より良い環境への引き抜かれていくということが、起こるのです。
また、フリーのプログラマを目指す人は、いずれ独立することもあります。

逆に「プログラマとしての能力」に限界を感じて、自ら退職してしまう人もいます。
女性の中には、結婚・妊娠・出産などの理由で、同じ環境では仕事を続けられないと退職をしていく人もいます。

「IT業界は入りやすい」という思いや、「インターネットが好きだから」などの理由でプログラマになったとしても、「プログラマとして、仕事を続けていくのは大変」というのが現実なのかもしれません。

2012年12月30日(日)|プログラマの転職事情

プログラマの平均年収

厚生労働省の「年賃金構造基本統計調査」によると、プログラマの平均年収は400万円~420万円を推移している年が多く、稀に400万円を割り込む年があります。
これは、IT業界だけではなく、世界的な不況が原因と考えられるでしょう。 また、稀に430万円を超える年もあります。

月収としては、28万円~29万円を前後するくらいが平均となります。

フリーのプログラマの方が、請負作業などに従事した場合には、時給1500円~1600円程度に留まってしまうケースが多いようです。

プログラマとして生き残っていくために、深夜までの作業、短納期の仕事も請け負いながら、新技術を学ぶ機会を作っていく必要があります。
最近は、アメリカだけではなく、インドや中国のプログラマが、高い技術を身に着けて、日本で就職口を求めるケースも増えているので、日本人プログラマにとっては、今後ますます厳しい環境が予想されるでしょう。
過酷な環境にありながら、平均年収が400万円~420万円という数値をどう考えるか、非常に難しいところです。

ただ、「年賃金構造基本統計調査」というのは、さまざまな企業から抽出調査を行い、平均値を求めるものです。

プログラマの働き方が多様化していますし、優秀なプログラマを受け入れるべく、さまざまな努力を行っている企業もあります。
一方で、ブラック企業と呼ばれる過酷な環境を当たり前のように続けている企業、フリーのプログラマになろうとして、挫折してしまう人などもいます。

これらをひとくくりにした統計情報ですので、あくまでも参考程度にとどめるのが良いでしょう。

 

2012年12月29日(土)|プログラマの転職事情

プログラマの転職

プログラマが転職したいと思う時期はいつでしょうか?
入社して半年~1年以内に「この仕事は嫌だ!」と思ってしまう場合、これはプログラマだからというより、新社会人に特有の「なんだか、仕事が嫌だ、転職したい」という願望と考えてよいかもしれません。

一方で、ある会社で働き続け、数年が経過してから「転職したい」と思う人もいます。

プログラマは、しっかりとした技術を持っていれば転職がしやすい業界だと思われています。
若いうちはそのような考えが通用するのですが、年齢を重ねれば転職しづらくなるのは、他の業界と同じです。
また、IT技術の進歩が著しい現代では、若い人のほうが新技術に詳しく、年齢を重ねればついていけなくなるという現象も、起こりかねません。

仕事と自己研鑚を並行して行っていかなければ、転職をするのはますます難しくなります。

「どのような理由で転職を希望するのか?」を明確にして、転職活動を行わなければ「新しい職場でもしっくり来ないので、また転職する」ということの繰り返しになります。

たとえば「現在の職場が単納期で深夜までの作業が必要な仕事ばかり請けているので、体力的にキツイ」という理由なら、そうでない職場を探さなければなりません。

短納期の仕事というのは、下請け、二次請け、三次請けの仕事かもしれませんので、納期に余裕がある職場を希望するなら「その職場で請けている仕事は、どんなものか」を調査する必要があるのです。

2012年12月29日(土)|プログラマの転職事情

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