プログラマの求人情報が数多く出されている現状を見ると「それだけ転職する人が多いの?」と考えたくなりますね。
このことの理由の一つは「転職する人が多い前提で、はじめから数多くの新卒者を採用しておく」という企業が存在するからです。

「プログラマになりたい!」という人は増えているのですが、プログラマ業界だけに限らず「思っていたのと違う」といった理由で、数か月~1年以内に転職を希望する新卒者は増えているのです。

もう一つの理由は「技術のある人は、より規模の大きい企業から引き抜きが来やすい」という、プログラマやSEに独特の事情があります。

プログラマやSEにも、年齢を重ねればマネジメント能力などが求められます。
しかし、ブログラマ志望者の中には「プログラミングばかりをやっていたい」「マネジメントなどは、あまりやりたくない」と考える人もいます。
結果的にマネジメント能力が高い人は、より良い環境への引き抜かれていくということが、起こるのです。
また、フリーのプログラマを目指す人は、いずれ独立することもあります。

逆に「プログラマとしての能力」に限界を感じて、自ら退職してしまう人もいます。
女性の中には、結婚・妊娠・出産などの理由で、同じ環境では仕事を続けられないと退職をしていく人もいます。

「IT業界は入りやすい」という思いや、「インターネットが好きだから」などの理由でプログラマになったとしても、「プログラマとして、仕事を続けていくのは大変」というのが現実なのかもしれません。